
便利で刺激的な「東京23区」での暮らし。しかし今、多くの30〜40代の子育て世帯が、あえて23区を離れ、郊外へと住まいを移し始めています。
かつては「都心に住むこと」がステータスの一つでしたが、なぜ今、変化が起きているのでしょうか。今回は、子育て世帯が23区を離れるリアルな背景と、その先にある新しい選択肢について紐解きます。
最大の理由は、やはり経済的な要因です。第1回でもお伝えした通り、23区のファミリー向け家賃は歴史的な高騰を続けています。
共働きで世帯年収が増えたとしても、それ以上に家賃が上昇しては、家計の自由度は一向に上がりません。 「家賃のために働いているようなもの」という声も聞かれるなか、所得の多くを住居費に投じるよりも、その分を子どもの習い事や将来への備えに回したいと考える世帯が増えています。この「家計の歪み」を正そうとしたとき、23区外への住み替えが現実的な解決策として浮上するのです。
23区内の賃貸マンションで子育てをするなかで、多くの方が直面するのが「空間の限界」です。
乳幼児の頃は気にならなかった広さも、子どもが小学生前後になると、学習机の置き場所やプライベートな空間が必要になります。 23区内で広さを求めると、さらに家賃が跳ね上がるか、築年数の古い物件を選ばざるを得ません。子どもが小学校に入学する前のタイミングは、環境を整える絶好の「住宅購入 タイミング」。この機を逃さず、より広い環境を求めてエリアを広げるのが今のトレンドです。
23区を離れる決断をした家族が手に入れているのは、単なる「広い家」だけではありません。
23区内にも公園はありますが、どこも混雑していたり、ボール遊びが禁止されていたりと制限が多いのが実情です。 一歩「通勤圏 戸建て」エリアへ出れば、広大な芝生が広がる公園や、自然豊かな散歩道が日常の風景になります。のびのびと体を動かせる環境は、子どもの健やかな成長にとって何よりの資産です。
郊外の戸建て街は、同じような子育て世帯が多く集まる傾向にあります。近隣との適度な距離感を保ちつつ、学校や地域行事を通じて、孤立しない子育て環境を築きやすいのも魅力です。
23区を離れることは、決して「利便性を諦めること」ではありません。むしろ、自分たちの価値観に照らし合わせて、「家族にとって本当に大切なものは何か」を再定義する前向きな選択です。
高すぎる家賃を払い続けて心の余裕をなくすよりも、少し視野を広げて、無理のない資金計画で豊かな住環境を手に入れる。その一歩が、家族の新しいスタンダードを作ります。
住まい選びの選択肢を広げた先に、あなたのご家族が心からリラックスできる、最高の居場所が待っているはずです。