お役立ちコラム

賢い「予算の立て方」講座~購入価格だけじゃない!諸費用と将来の出費も考慮して~

#家づくり

2025.4.18

住まいを購入する際、「この物件、予算内だから安心」と思っていませんか?
実は、住宅購入にかかる費用は「物件価格」だけではありません。契約時の諸費用や、将来にわたってかかるランニングコストまで含めた“トータル予算”を考えることが、後悔しない住まい選びの第一歩です。

今回は、これから住まい探しを始める方に向けて、賢い予算の立て方をご紹介します。


1.「物件価格+諸費用」が基本の予算

まず、住宅購入には物件価格のほかに、さまざまな**「諸費用」**が発生します。主な内容は以下の通りです。

  • 登記費用(所有権移転・抵当権設定など)
  • 仲介手数料(物件価格の3%+6万円+消費税が目安)
  • ローン関連費用(保証料・事務手数料など)
  • 火災保険料
  • 印紙税
  • 固定資産税・都市計画税の精算金

一般的には、新築で物件価格の約3~5%、中古で6~8%程度が目安とされています。

チェックポイント:
✓表示されている価格以外に必要な費用をすべて把握
✓「あとからこんなにかかるとは…」とならないように注意


2.「自己資金」と「住宅ローン」のバランス

住宅の購入資金は、自己資金(頭金など)と住宅ローンの借入を組み合わせて用意します。自己資金が多ければ月々の返済負担を抑えられますが、手元資金を使いすぎると、引っ越し費用や家具・家電の購入費、万が一の出費に対応できなくなることもあります。

チェックポイント:
✓自己資金は「全額投入せずに、ある程度の余裕を残す」こと
✓住宅ローンの返済は「無理なく払える額」に設定する


3.月々の返済額で見る「実質予算」

物件価格から逆算して予算を決めるのではなく、「毎月いくらまでなら無理なく返せるか?」という視点で考えると、より現実的な資金計画になります。

たとえば、現在の家賃が10万円で、無理なく生活できているのであれば、ローン返済+管理費・修繕積立金(マンションの場合)+固定資産税の合計がその範囲内になるように調整することがポイントです。

チェックポイント:
✓「今の家計」と「将来のライフプラン」をもとに返済額をシミュレーション
✓ボーナス返済に頼りすぎず、安定した支払いを意識する


4.見落としがちな「将来のコスト」も忘れずに

住宅購入後も、長く住み続けるためには維持管理の費用がかかります。

  • 固定資産税・都市計画税(毎年支払い)
  • マンションの管理費・修繕積立金
  • 戸建ての場合は外壁や屋根のメンテナンス費
  • 将来のリフォーム・リノベーション費用

また、ライフステージの変化(お子さまの進学、介護など)によっても出費は変動します。

チェックポイント:
✓10年後・20年後の生活も視野に入れて資金を計画
✓「今だけ」の予算ではなく「長期的な目線」で考える


まとめ

住宅購入の予算を考えるときは、物件価格だけで判断するのではなく、諸費用や将来の出費も含めた「総合的な資金計画」が重要です。ライフスタイルやご家族の将来設計に合わせて、無理のない計画を立てていきましょう。

当社では、購入にかかる費用や資金計画のご相談も随時承っております。気になる物件が見つかった際には、ぜひお気軽にご相談ください。安心して新しい暮らしを始められるよう、丁寧にサポートさせていただきます。

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