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シュトーホルツサーモ

数多くの経験が生んだアライズ・ハイブリッド工法
シュトーホルツサーモ・イメージ
「世界基準」の家を目指して。
世界水準に匹敵する新たな工法「シュトーホルツサーモ」を構築しました。断熱材として通常使用するロックウールに、透湿性に優れたEPSという断熱材をプラスし、どんな環境下でも壁の内部が損傷しないことを立証。腐食やさびといった外張り断熱の弱点を克服しました。さらにさまざまな性能を持つ耐力面材ダイライトを使うことで、より高い性能の家を実現することができました。

地球と室内、
2つの環境に優しい最先端の技術
快適な室内環境を作り出すためには、断熱材がいかに適切に使われているかが重要です。シュトーホルツサーモは2つの断熱材を使用し、高断熱化と熱橋(ねっきょう)※1対策を最大限に生かせる工法として開発されました。工法には環境先進国ドイツに本社を置くSto(シュトー)社の「湿式外断熱工法」を導入。地球と室内、2つの環境に配慮した工法として世界で最も利用されていると言われています。断熱性が非常に高く、ほぼ完全な形で熱橋を遮断することが可能です。また壁全体にメッシュを張り巡らし、クラック※2を大幅に軽減。外壁材によく見られる目地がないため、和風・洋風・モダンなどさまざまなスタイルを表現できるデザイン性も備えています。

※「木造建物の外張り断熱材透湿外壁構造」として、実用新案第3166115号取得済
※木造防火認定(30分)認定取得
※1 熱橋とは・・・断熱材を柱や梁などが貫通していて、熱を伝えやすい状態になっていること。その部分から橋を渡るように熱が出入りすることから熱橋(heat bridge)といいます。
※2 クラックとは・・・壁などの狭い割れ目やひび割れのこと。
実用新案「低湿壁構造」
この新しい技術導入に先駆け、外断熱における問題点を解消する構造という立証と、透湿構造を有するという計算根拠を導き出し2011年に実用新案登録証を取得致しました。 より良い室内環境と地球環境の改善を実現するシュトーホルツサーモは、これからのスタンダード工法となるでしょう。

※実用新案 第3166115号「木造建物の外張り断熱透湿外壁構造」
熱橋を防ぐ

どんなに高性能な断熱材を用いたとしても、「熱橋」においての対策がなければ十分な性能を発揮することはできません。シュトーホルツサーモには「熱橋」に対して具体的な方法が取られています。材料それぞれの優れた特性を余す事無く発揮させる技術が、様々なところに活かされています。

夏場の壁内部
外張り断熱の垂れ下がり
外断熱の弱点

意外なことですが、いいことばかりのように見える外断熱工法には、弱点もあります。それは乾式外断熱工法に見られる傾向ですが、「外壁のずれ落ち」です。断熱材のさらに外を包む外壁材の積み上がった重量は相当なものになります。いくら硬い固形断熱材を用いたとしても「空気を多く含む物質」には変わりないため、外壁の固定位置を保持するものにはなりません。

従って、外壁の重みを支えるものを「釘やビス」に頼る結果となり、「外壁のずれ落ち」が起こる場合があります。実際となったケースもあり、優れた点が多い外断熱工法にも実は克服しなければならない弱点もあるのです。シュトーホルツサーモは外断熱工法でも、「湿式外断熱工法」を採用しています。外壁を持たず、断熱材が外壁材になるため「ずれ落ち」そのものがありません。

シュトーホルツサーモの仕上げ材にはSto社の「ロータサン」という超撥水性外装仕上げ材が標準で採用されています。「ロータサン」は自然界での現象を応用した最新技術「バイオミミクリー」を活かして開発されたものです。ハスの葉に付いた水は水玉になり、葉に滲むことなく転がり落ちて行きます。 「ロータサン」は、ハスの葉と同一の微細構造と表面の科学的特性を再現することにより美しさを長期間維持することが可能になりました。 ※本塗料を使用することにより、防汚性能を保証するものではありません。 ※「ロータサン」は最新技術「バイオミミクリー」で実現した、サスティナブル(持続可能)なeco塗料です。